Episode3「家族で役割を分ける」
話を聴いた後、家族で「今、私たちにできること」を整理しました。
息子が抱えているものを、すべて本人ひとりに背負わせたままでは、もう限界を超えてしまう。
でも同時に、本人の挑戦そのものを家族が取り上げてしまってもいけない。
その線引きを考えながら、家族で役割を分けることにしました。
「仕事の連絡は、パパが引き受ける」
「今は全部やらなくていい」
「目の前の1割だけやればいい」
「困ったらすぐ戻ってきていい」
大切なのは、本人の挑戦を奪わないこと。
でも、限界を超えた荷物は、一緒に持つこと。
本人が自分で歩く部分は残しながら、今は背負いきれない重さだけを家族で分け合う。
それが、その時の私たちにできる最善の支え方でした。
これは甘やかしではありません。
むしろ、本人が再び立ち上がるための土台づくりです。
家族が「安全な基地」になることで、子どもは外の世界にもう一度向かう力を取り戻します。
「失敗しても戻れる場所がある」「動けなくなっても見捨てられない」と感じられることは、挑戦するための大きな安心になります。
翌日、息子は「今できる分」だけを持って打ち合わせに行きました。
完璧ではなくてもいい。
全部を終わらせていなくてもいい。
今の自分にできる形で、まず一歩外に出る。
そして、クライアントさんからの受容的な言葉に支えられ、少し自信を取り戻して帰ってきました。
家を出る時よりも、帰ってきた時の表情には、ほんの少し光が戻っていました。

読んでいて胸が熱くなりました。「挑戦を奪わず、でも重すぎる荷物は家族で持つ」――この支え方、本当に深い愛ですね。
“全部やれ”ではなく、“今できる1割でいい”。この言葉に、どれだけ救われる人がいるだろう。
帰ってきた時の「少し光が戻った表情」。その一歩こそ、再出発の始まりですね✨
みか様発見なり